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器を使った胸部のセルフケア

家にあるものを使って胸部のエネルギーの流れを整えるセルフケアをご紹介します。

 

少し咳が出る、気管支が弱い、風邪気味などなんとなく胸にザワザワ感がある時、
心理的に胸がワサワサしたり苦しい時などに使えるケアです。

これは以前の職場の中国人スタッフから教えてもらったもので、私流にアレンジしてみました。

胸骨を中心に胸部全体のエネルギーの流れを良くしていきます。胸骨には任脈が走り、その周辺には咳や喘息など気管支に対応するツボが存在します。ツボを刺激しつつ気・エネルギーの滞りを流していきます。

ではご紹介。

道具:家にあるお猪口やそれと同じくらいの大きさのお碗。女性でしたらベストは直径4cmくらい。縁は少し厚みがあるほうがよいです。吸玉があれば吸玉が一番フィットします。そしてできれば末広がり型。

写真の右は自分が持っているお猪口の中で一番使いやすいものでした。でもこれだと胸骨に沿って使用するには少し大きいです。大小2個あると便利かもしれません。

体勢:立ったままでもできますが、仰向けになったほうがより気持ちよいです。

 

★お椀の縁側を使って胸骨の上を上から下へ何度か流していきます。クルクル回転しながらも気持ち良いです。圧は自分が心地よい程度で。強い詰まりがある方はこれだけでもスッキリします。
洋服は着用のまま(自宅であれば女性の方はブラは外した方がスムーズです)

 

★次に両サイドの肋骨も骨に沿って胸骨から外側へ流します。胸の下も忘れずに。

★鎖骨の下も中心から外側へ流します。鎖骨下の中心部分には天突、外側両サイドには中府と肺や気管支への大切なツボがあるので念入りに。リンパも流す気持ちで♡

 

ここまでが道具を使ったケアとなります。

胸部に滞っていたエネルギーの一部は動き出したはいいけれど、しつこく胸の中心(ツボで言うと膻中付近)に集まって居座ろうとします。これをそのままにしておくとまた元に戻ってしまう為外に放出するワークが必要となります。

次に放出するためのワークをご紹介。

 

☆できる方は任脈、督脈に沿って気をまわす小周天法や呼吸法を使って不要なエネルギーをしっかりと流してください。

 

☆瞑想などの方法がわからない方は胸の中心に両手を重ねて添え、ゆっくりと深呼吸を何度か行ってください。その時吸う時は気持ちの良いキレイなエネルギーを胸に取り込み、吐き出す時は胸に溜まっているいらないものを外に放出するイメージで。

 

スプーンをカッサがわりに使うのは知っていましたが、お椀を使うとは驚きでした!

一般の中国の家庭ではあるものをなんでも利用して体ケアをしているそうです。

相手がいれば背中の背骨沿い(特に肩甲骨の間)を流してあげるのもとてもおすすめです。

 

簡単でとても気持ちが良いこのセルフケア。自宅でできる簡単ケアとして取り入れてみてください♡