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肝臓は寡黙な職人さん

肝臓が「沈黙の臓器」って言われるのは、本当の話。

イメージは、黙々と仕事をする、腕のいい「寡黙な職人さん」。

 

11年以上セラピストをやってきて、忘れられない「肝臓の話」がある。

 

そのお客様は、心の奥に深い傷を抱えていた。

たぶん、アルコール依存の一歩手前だったんだと思う。

 

本人はもちろん、そんなこと一言も話さない。

でも、お腹をゆるめていくと、ふわりとお酒の匂いが漂ってきた。

(私もお酒が好きだから、直感でピンときた)

 

その時、不思議な感覚があった。

肝臓がただ「耐えている」んじゃなくて、必死にその人を「守っている」感じ。

 

だって、もし抱えている辛さを今すぐ本人が自覚しちゃったら、

きっと、本当に心が壊れてしまうから。

 

だから肝臓が代わりに、全部引き受けて盾になってたんだよね。

 

お腹って、本当に不思議な場所。

誰にも言えない、自分でも気づきたくない「封じ込めた気持ち」が、

一番深いところに眠ってる。

 

やっぱり、お腹の世界は、本当に奥が深い。

 

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