
一番大切にしたいはずの夫に、ついきつい言葉をぶつけてしまう。
言ったあとで後悔しても、また同じことを繰り返してしまう…。
「本当は仲良くしたいのに」
「夫を傷つけたいわけじゃないのに」
そんな自分に落ち込んでしまう時、ありませんか?
今回は、夫婦や家族との関係を守るために、感情の波を整える3つのセルフケアをご紹介します。
どれも日常の中で簡単にでき、心の土台づくりにもつながります。
🌿なぜ身近な人ほど攻撃的になってしまうのか
夫は、日常を共にする「心理的安全基地」です。
本来は安心できる存在ですが、
同時に『甘えや期待が大きくなる相手』でもあります。
日々の家事・仕事・子育てなどで心と体が疲れていると、
ほんの些細な一言や態度が引き金となり、感情が爆発してしまうのです。
さらに、怒りを感じた瞬間、体は交感神経優位になり、
* 呼吸が浅くなる
* 心拍数が上がる
* 筋肉が緊張する
という「戦うモード」に入ります。
この状態では、冷静に言葉を選ぶことはほぼ不可能です。
🌿 感情を整える3つのセルフケア
感情が爆発する前、そして爆発してしまった後にもできる、
**3つの呼吸法**をご紹介します。
どれも簡単で、場所を選ばず実践できます。
① カッとなりそうな時は「目を閉じて一回深呼吸」
夫の何気ない一言に、思わずカッとなってしまいそうな瞬間。
そんな時は、反射的に言葉を返す前に、目を閉じて「一回深呼吸」してみましょう。
呼吸に意識を向けるだけで、交感神経が落ち着き、怒りの感情が鎮まります。
余裕があれば、3回ぐらい続けて行うとさらに冷静になれます。
吸うときに「穏やかな空気が体に入ってくるイメージ」、吐くときに「怒りが出ていくイメージ」を持つとより効果的です。
このわずかな間が、言葉を選び直すための大切なクッションになります。
② 喧嘩の後のモヤモヤを静める「丹田呼吸」
夫婦喧嘩の後は、頭も心も戦闘モードが続きがち。
そんな時は、おへその下・指3〜4本分の位置にある「丹田」に意識を下ろす呼吸法が効果的です。
丹田呼吸は、頭に上がった熱を下げ、感情を安定させてくれます。
丹田の位置:臍から指3本分下あたり
やり方
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仰向けに寝るか椅子に腰かけ、背筋をまっすぐにする(立ったままで行う時は、肩幅ぐらいに足を広げて立つ)
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丹田の場所に指を重ねておき、目を閉じ、置いた指に意識を集中させる
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意識を丹田に集中したまま、ゆっくりと10回呼吸を行う
時間がない時は数回でも行うと心の波が静まり、冷静さを取り戻せます。

③ 自己嫌悪をやさしく手放す「卵巣呼吸」
夫にきつい言葉をぶつけた後、「あんなこと言わなきゃよかった…」と自分を責めてしまう時。
そんな時は、下腹部にある卵巣に温かい呼吸を送る「卵巣呼吸」で、心と体をやさしく緩めましょう。
卵巣は女性ホルモンを分泌するなど、私たち女性にとってはとても大切な場所です。チネイザンの手技でも使われるものですが、この呼吸法は気持ちをとても穏やかにしてくれます。もし、何らかの事情で卵巣を摘出していたとしても、そこに卵巣があった痕跡はずっと残ります。ですので、全ての女性にこの卵巣呼吸はおすすです。
卵巣の位置:両手の親指をへそに置き、その下で両人差し指を伸ばして着けて逆三角形の形を作ります。この状態で小指が自然に触れるあたりが卵巣です。卵巣は左右にあり、大きさは2〜3ぐらいのうずらの卵のような形をしています。
やり方
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仰向けになるか椅子に腰かけ、背筋をまっすぐにする。(お風呂に浸かりながらもおすすめ)
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左右の卵巣の位置に手を置き、卵巣の場所に意識を集中する
- 卵巣と一緒に呼吸をしているつもりで、ゆっくりと呼吸を繰り返す。自分の心が落ち着くまで数回続ける。
下腹部が温まることで、心身ともにリラックスし、自分を責める気持ちが小さくなっていきます。
セルフケアを習慣にするメリット
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怒りを感じても、冷静に対応できる
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喧嘩が長引かなくなる
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自己否定感が減る
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夫婦関係の安心感が増す
セルフケアは、心を変えるための一番シンプルで効果的な方法です。
毎日の中に少しずつ取り入れることで、感情の波は小さくなっていきます。
まとめ
小さなセルフケアを続けることで、
少しずつ感情に流されない心と、ゆったりした呼吸を取り戻していきましょう。
その積み重ねが、日々の安心感や人間関係の変化につながっていきます。
けれど、深く根づいたストレスや感情は、セルフケアだけでは解きほぐせないこともあります。
そんな時は、心と体の両面から整える専門的なサポートが効果的です。
🌿 もし「やってみたい」と感じたら、まずは気軽に試せる体験セッションをご用意しています。
はじめの一歩が、これからの変化のきっかけになります。