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もう限界…高齢の父の“同じ話”にイライラしたら読んでほしい3つのこと

「またそれ、何回目?」

「はいはい、またその話ね」

 

高齢になった親、とくに父親との関係で、こう感じたことがある方は多いのではないでしょうか。

 

久しぶりに実家に帰ろうと思っても

「またお父さんの同じ話を延々と聞くのか…」

そんな気持ちになること、ありますよね。

 

私も毎回悩まされていた問題、、

母には会いたいけれど、父とはちょっと面倒くさい。

つい冷たく接してしまい、あとで自己嫌悪になることも…。

 

そんな私でも、ある時から「見方を変える」ことで、少しずつ父に優しく接することができるようになりました。

 

今日は、高齢の父との会話で疲れている方へ向けて

“心がラクになるヒント”を3つお届けします。

 

1. 「あなたが来てくれるだけでうれしい」

— お父さんの気持ちに立ってみる —

 

父親は、娘とどう関わっていいか分からず不器用なことが多いもの。

「娘と話したい」気持ちがあっても、何を話していいか分からないのです。

 

だからこそ、知っている話・昔の武勇伝・昔の仕事の話…。

“話せるネタ”を繰り返してしまうのかもしれません。

 

でも、よく思い出してみてください。

あなたが帰省するとき、何か好きなものを用意してくれたり、少しそわそわしていたりしませんか?

 

そう考えると、

「何度も同じ話をする=娘とつながっていたい」

そんな父の健気な姿が見えてきて、少し優しい気持ちになれたりします。

 

2. 自分から話を振ってみる

— 会話の糸口はこちらから—

 

「お父さん、子供の頃は何になりたかったの?」

「どんなバイトしてたの?」

「昔、お父さんと海に行ってさ、〇〇みたいなことがあったよね」

 

こんなふうに、こちらから話題を振ってみると、

あなたが知らなかった、お父さんの新しい一面が見えてくることがあります。

 

昔話は繰り返されがちですが、

“新しい質問”は、相手の心に新しいスイッチを入れることがあります。

 

ちょっとした好奇心を向けるだけで、

会話に変化が生まれ、空気が変わっていきます。

 

私の話しになりますが、ある夏休みのとても記憶に残っている話しを父にしたら、父は全く覚えておらず、


逆に私が覚えてないことを父はとても覚えていたり、


自分が興味がある話しをすることで、面倒臭いと思っていた父との会話も楽しい時間に変えることができるようになりました。

 

3. 「話の最中」に、自分の心を観察してみる

― 感情にのまれない、もう一つの視点

 

これは少し上級編かもしれませんが、

内観(=自分の内側を観る)に慣れている方にはとても効果的です。

 

父が同じ話を始めた時、

“聞き流す”のではなく、その時の自分の心をそっと観察してみる。

 

「今、私は面倒だと感じてるな」

「イライラが始まってきたな」

 

そんな自分の気持ちに気づきながら、静かにその場にいる。

 

すると、「もうヤダー」という感情に飲み込まれず、

一歩引いた視点で、落ち着いて“今の父の様子”が見えてくるようになります。

 

「あ、お父さん、今、すごく楽しそうに話してるな」

「こんなに嬉しそうな顔で話してるんだ」

 

そんなふうに、父の気持ちにも自然と目が向くようになるのです。


これに気づけると、やっぱり私と話せるのが嬉しいのかもなと相手のことを考えられる自分に変わっていけます。

 


🌿おわりに

 

高齢の親との時間は、永遠ではありません。

自分も年齢を重ねるごとに、「あと何回会えるだろう」と考えることも多くなってきます。


今日ご紹介した3つのヒントが、みなさんの親との時間を楽しむ変化のきっかけになれば嬉しいです。

 

とはいえ、ずっと相手に合わせ続けるのはしんどいもの。

ときには上手に区切りをつけたり、自分のペースを守ることも大切にしてくださいね。

 

無理せず、気負わず、少しでも心地よい親子の時間を過ごすためのヒントとして、どうぞ役立ててください。


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