物心ついてから今までで他人や世間の影響なしに自ら好きになったり興味を持った事っていくつありますか?
親や友人など他者の影響で好きになったり興味を持ったものが今の自分の生き方の軸になったり、一番の趣味になっている方も多いと思います。
でも改めて「私」だけの意志で選んだものを思い返してみると驚くほど少ないはずです。良くも悪くも人はそれだけ他者の影響を受けた人生を歩んでいるということです。
私の場合を例にあげてみます。
自分の好きな世界と出会えた40歳までを振り返ってみるとたった3つだけ。それ以外は何かしら誰かの影響を受けて好きになったものばかりでした。
一つは水に入ること。海が一番ですが川でもプールでも水の中なら何でも0K。通っていた幼稚園に温水プールがあり自ら親にプールに通いたいと申し出たそうで、その後も海に行きたいという執念は今思っても凄かったなと思います。(半身浴は好きではないのが不思議)夫と結婚した一番の決め手も海洋生物の研究者だったので、この人といればいつでも海に行けると思ったから。これ本当です。(もちろんそれだけではないですが)
二つ目はあの世の世界。小1の頃からゲゲゲの鬼太郎が大好きでお絵かき帳に描く絵も全部鬼太郎関係でした。真剣に妖怪ポストを探してどうやったら妖怪バスに乗れるかをいつも考え林や竹藪に一人で探索に行ってました。小1で水木先生と呼んでいる娘を見て心配になった母は「なかよし」などを買ってきて何とかその世界から離そうと努力していたそうです。大人になった今でもお化けやオカルト系の話は実は大好きです。(オカルト系ではYouTube のミルクティー飲みたいはなかなか面白いです)
でも困った事に誰よりも怖がりなんです、、、
三つ目はお酒。こちらも物心ついた頃から親が飲むビールの泡とか梅酒の梅とか少しもらっては美味しいなと思っていました。
私が幼少期に自ら好きだと感じたものは全て無意識の世界、変性意識状態に繋がるものばかり。
そして40歳以降自分の道のお供に選んだのは瞑想やエネルギー療法そしてユング心理学と幼少期と全く同じ傾向のものでした。
セラピストになるのも、瞑想がライフワークになるのも、それまでの私の世界では夢にも思わなかった事ばかりです。でも、きっと私の無意識の中には可能性の一つとしてずっと存在していたんだと思います。そう考えると人間の心は本当に奥が深い。
40歳手前で心身ともに絶望に近い状態まで落ちた結果、とてもラッキーなことに自分の魂と再び繋がることができました。「生きる流れ」が自然な状態に戻ったことで私は自分らしい人生にシフトできたのだと思います。
また反対に自分が好きだと思っていたけれど実は親や恋人あるいは世間など他者の影響で好きになったものはあまり執着なく手放せていることにも気がつきました。
そして自然な流れに逆らわずに人生の一部になった物事はきっといつまでも自分のそばで力になってくれる、そんな風に感じています。
子供の頃誰に勧められるでもなく好きだったもの、結婚や仕事など大人になって生きる上であきらめたことなど
みなさんも自分の人生を振り返り、自分の自然な意志で好きになったり興味を持ったことを思い出してみてください。自分らしい生き方のヒントが見えてくるはずです。
自分の人生を見つめ直したい、新しい生き方も考えてみたい
そんな生き方の問いをお持ちの方は当サロンの施術がお役に立てるかもしれません。