beingの状態ってどんな感じでしょうか?
実はよくわからないという方も多いのではないかと思います。
私は瞑想と出会い今年で9年目になりますが、最近ようやくこれが「私で在る」、beingの状態なのかということを体感できました。それはとても穏やかで心地良く、何者にもジャッジされない状態です。
今日は私が「これがbeingの状態なんだ!」と感じるまでの体験をご紹介します。長いですのでご興味のある方だけご覧ください。
9年前初めて参加したS.N.ゴエンカ氏が指導する10日間の瞑想コース終了数日前に「私の体は粒子の集合体でしかないんだ」という体験をしました。皮膚の感覚も内臓の重さも自我も思考も感情も何もない「ただそこに在る」という状態です。それ以降深い瞑想状態に入る時だけこの体感は生まれ、それは瞑想の時だけ現れる特別なものだとず〜っと思っていました。
でもそれはただの私のジャッジメントであっただけで、そうではなかったんです。
今年2月にアクセスバーズのファシリテーターとなり3月からの講座に向けて復習も兼ねテキストやDr.Dain Heer著「BEING YOU CHANGING THE WORLD」を改めて真面目に読み直し、そこに紹介されているいくつかのツールを使って毎日自分の体に問いかけをし続けて過ごしました。(現在も継続中。
アクセスコンシャスネスは「問いかけは人を力づけ、答えはいつも人から力を奪う」と考えます。)
何をするにもまず体に問いかけをします。頭(思考の座)ではなく体にです。
「ねえ、body、朝は何を飲みたい? コーヒー?ハーブティ?」
「ねえ、body、夕食は何がいい?」
などなど、なんでもかんでも問いかけ続けます。すると体が望むものであれば体が軽くまたは穏やかな気持ちになり、反対であれば重く、どよんとした気持ちになります。初めはその感覚が掴めないかもしれませんが、根気強く問いかけ続けると自然にわかってきます。
bodyに問いかけ続けた1日目の途中で私の体中が突然悲しい気持ちでいっぱいになりました。四六時中自分のbodyと共に在ったおかげで自分がどれほど本来の自分を無視して生きてきたかに気づいてしまったからです。
私はセルフチネイザンやその他のセルフケア、瞑想も日々取り入れています。でも、まだまだまだまだだったわけです。
そしてこれに気づいたおかげで私の中に次のスペースが生まれました。(答えを出して止まらないことが大切!気づくのみ)
「自分で在るという状態がこんなに穏やかで心地のよいものなのか」
さらに一週間後、散歩をしながら相変わらずbodyに「風が気持ちいいね」「太陽があったかいね。そう思わない?」と話しかけていたら
あの深い瞑想の際に現れる粒子の感覚が現れました。
ただ散歩をしている時にです。
自分も含めた誰からも自分をジャッジされない、そして自分も誰をもジャッジしないニュートラルなただただ自分で在る状態です。
ブッダは座っている時だけでなく、歩く時も食事をする時も寝る時ですら自分の感覚を観察し続けなさいと説かれています。
瞑想をしなければいけないと考えると、座る時以外は難しいとなるけれど、自分の体に話しかけるのであれば「とっても軽く」できるので「〜しなければならない」の思考になりません。
そしてこの体との対話は「足が上がった、下がった」といったおおざっぱな感覚ではなく「心と体」のより繊細な感覚と共にあり続けるわけです。
「おおざっぱな感覚」を観察し続けるのと「より繊細な心と体の感覚」を観察し続けるのとではそこに生じる気づきの深さも違ってきます。
軽いけれど深い。おかげで「私で在る」ことがどんな状態であるかを知ることができました。
10日間の瞑想は誰にでもできるものではないかもしれません。でも、アクセスのこの自分の体に問いかけ続けるであれば
誰でもできます。
長い瞑想は無理だけどコレならできそう、なんだかわからないけど興味を持った、面白そう!などなど、ピンと来た方はぜひアクセスバーズのセッションを受けてみてください。そして、問いかけやアクセスの「魔法の杖」と呼ばれるツールをさらに知りたいかたは講座もおすすめです。
私はとっても慎重派で地道にコツコツ努力するのが好きな人間です。だからどうしてこの「軽い」アクセスワールドに自分が興味を持つのか不思議で不思議でたまりませんでした。
でも今は私の人生の同伴者である「瞑想」にとても深く通うじているからだとわかりました。
「自分で在る」状態は本当に心地よく幸せな状態です。そしてそれは終点ではなくまだ先に続きます。
「自分」がなくなり、ただ在る存在です。
この続きはまた後日。一人でも多くの方にこのbeingを体感し、幸せを感じて欲しいと心から願っています。
この気持ちが無くなってしまったら、本当に平和は消えてしまうからです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
May all bring be happy